思い立ってキャラクター作成を試してみました。
実は以前にCharacter CreatorのHEADSHOTというプラグインを購入して、いくらか遊んだ後放ったらかしにしていました。このプラグインは写真から3Dキャラクタを作成してくれます。自動モードとプロモードの二種あり、基本は髪形を含めたメッシュを作成してくれます。プロモードは髪はつきませんが、写真を重ねて調整できたりします。また、自動モードは顔のテクスチャは1kとなり、中景より遠くに配置するのに適しているようです。
使わなくなった理由のひとつが、そもそも顔写真をどこから手に入れるかが難しと感じたからです。ネット上にはいろいろとありますが、フリー素材でもどこまでライセンス的にOKなのかわかりにくく、また、思った顔を探す難しさもありました。
AIで生成試したのですが、かなり以前に試したこともあり、プロンプトが悪かったせいか、あまりリアルに見えないものしか生成できませんでした。
で、ときはたち、AIもいい感じになったかと、試してみました。自分としては、無料で使えるMicrosoftのImage Creatorを使いたかったのですが、あまりうまくいかず(イラストっぽいのしか生成できなかった)、AdobeのFireflyで試してみてびっくり、かなり写真っぽいものが生成できました。
そこで、これらのツールを使って、どうすれば簡単に3Dキャラクタが生成できるのか、試してみました(あ、生成対象はおじさんになってます)。
まずはプロンプト「Middle age East Asian male face. Even lighting. Face to camera. Close mouse. Serial expression. White background」で生成します。アジア人にしたのは、やはり西洋風の顔より難しいんじゃないかと思ったからです。
というので、どこかにいそうな感じの写真が生成できました。
まずは、HEADSHOTのプロモードで、そのまま生成されたメッシュ、写真からのテクスチャと、ほぼ何も加工してないものです。テクスチャに関しては、もとの写真の顔左半分が影になっていて、暗くなっているので、フォトショで右半分を反転、マージしたものに変更しています。
レンダリングはBlenderのCyclesで行っています。ライティングはもと写真と似た感じにしました。
もうちょっと四角っぽい顔になって欲しかったのですが、丸いですね。
次はメッシュは同じもので、テクスチャをCC4のSkinGenのものを使用してみました。
写真からのテクスチャでは、鼻やおでこが明るくて、ライティングと合わないとちょっと不自然なのですが、こちらはもう少し影的にはましかと思います。テクスチャが違うだけですが、元写真のイメージは全くないですね。
そして、さらに顔の形を手修正しようと試したものです。特にあごの形をもとの写真っぽくしたかったのですが、いびつになりました…。
うーん、自分的にはありなのですが、元写真と似てるかというとかなり印象が違いますね。
別のアングルからもレンダリングしてみました。
やはり最初の写真テクスチャのものは、写真を張り付けったぽく見えますね。そのままなので当たり前なのですが。
何に使うかでどうれがいいかは変わると思います。写真テクスチャのものは、しわや唇の色や範囲が元に近いので、より写真に近いイメージになるかと思います。また、テクスチャ自身に陰影がついているので、遠目でもよりCGっぽくなく見えます。
対してテクスチャを入れ替えたものは、変な写真っぽさはなくなるものの、ちゃんと作っていかないとマネキンっぽいといいますか、CGっぽさは残るかと思います。
髪や服、アニメーションなんかだとまた違って見えるのかしれませんね。